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Channel: 英国自転車、シネレンズ、オールドギター
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コダックエクトラエクター Kodak Ektra Ektar 35mmF3.3

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来年にはNEXのフルサイズセンサー機が出るということでフルサイズスチルカメラ用のオールドレンズが再注目されそうです。
フルサイズ一眼レフデジタルカメラですでに使えているM42などの一眼レフ用オールドレンズはさておき、ノンレフレックス機で始めて使えるようになったアルパやRFライカやRFコンタックス、さらにプロミネント、ロボット、パクセッテなどのレンジファインダー機用レンズが注目で、もうすでに様々なアダプターが試作、市販されていますが、いままでは難度の高いライカマウント改造以外、他のカメラでは決して使えなかった最後の大物がコダックエクトラ用のエクターレンズ群です。

いままで、多くのシネレンズのエクターやライカマウントエクター、ハッセル用、固定レンズカメラ用のエクターなどを使ってきましたが、エクトラ用のエクターはシャープネス、諧調、立体感、発色など一段抜きん出ていて、まさにベストオブエクターレンズだと思います。

フルサイズセンサーNEXの発売が待ちきれず、NEXマウントのアダプターを制作してもらいました。
写真はエクトラの広角エクター35ミリF3.3、ヘリアー型3群5枚構成のレンズです。最短ははライカ同様1メートルまでですが、レンズ横の小さなボタンを引くと、1メートルのロックが解除され30センチまで寄れるのでデジタル一眼には最高のレンズです。

コダックエクトラエクター Ektra Ektar 50mmF3.5

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コダックエクトラは135フィルムを使用するレンジファインダー機で、ライカやコンタックスを機能的には完全に凌駕するために巨人コダックが持てる力を全て注ぎ込んで開発した最高級カメラで、1941年に発売されましたた。
168mmの長い距離計の基線長、254mmまで対応するズーム式ファインダー、自動パララックス補正、日中フィルム交換可能なマガジン式カメラバックなどを備えていました。そのあまりにも複雑な機構で決して使いやすいカメラではありませんでしたが、そのデザインと存在感はマニア垂涎のカメラでした。しかし、もっとも魅力的なのはコダックの誇るエクトラ専用エクターレンズ群でしょう。35mmから153mmまでの交換レンズがありました。(254mmは試作のみです)
複雑で大きく重く、値段も超高価だったため商業的には成功せず、1948年までに2490台が生産されたのみでした。

写真はエクトラの標準レンズエクター50ミリF3.5、テッサー型3群4枚のシャープなレンズです。このレンズも距離計連動はライカ同様無限から1メートルまでですが、やはりレンズ横の小さなボタンを引くとロックが解除され、40センチまで寄れるのでデジタルでは重宝します。

コダックエクトラエクター Ektra Ektar 50mmF1.9

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エクトラの標準高速レンズエクター50ミリF1.9、 ダブルガウス型4群7枚です。このレンズもレンズ横のボタンを引くとロックが解除され40センチまで寄れます。

エクトラのマウントは変わった形状でアダプター製作は大変そうですが、ボディからマウント部が簡単に外れるので、私はマガジン紛失、シャッター部品、ファインダー部品等一部欠品の部品取り用ボディがあったので、マウント部を外して製作してもらいました。

空の青がひときわ鮮やかなエクターの描写はコダックブルーと呼ばれて人気があります。

コダックエクトラエクター Ektra Ektar 90mmF3.5

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エクトラの中望遠レンズエクター90ミリF3.5です。
3群3枚のトリプレットタイプですが非常に良く写るレンズです。

エクトラ用のエクターはどれも鏡胴の材質、造りの素晴らしさが他を圧倒していて、モノとしての存在感がすごいです。
そして全ての交換レンズは素晴らしい造りのジュラルミン製の筒状コンテナに納められています。

コダックエクトラエクター Ektra Ektar 135mmF3.8

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エクトラの望遠レンズエクター135ミリF3.8、2群4枚構成のレンズです。

エクターという名称はレンズ構成やF値に関係なく、一定の性能以上のレンズに付けていたようで、その中でもエクトラ用のエクターはトップランクの性能のものを採用したようです。

カメラのレンズは使うカメラのフィルムサイズに合わせて、イメージサークルが完全にフィルムをカバーするように設計されています。当然エクトラ用エクターは135フィルム1コマ分、つまり今で言うフルサイズに合わせて設計されています。しかし、これをAPS-Cセンサーのカメラで使うということはレンズの中心部(面積比で約42%)のみを使った描写になりますので、どうしてもシャープでよく写るという印象が強くなり、本来の各レンズの特性の本当の比較にはなりません。むしろオールドレンズの醍醐味であるレンズの味というのは周辺部に出る事が多いので、フルサイズセンサーのカメラでエクターの本当の実力を試してみたいものです。

M42ブリッジアダプターで使うレンズ Voigtlander Septon 50mmF2.0

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アルパというカメラは一眼レフの中で最もフランジバックが短く設計され、各種の純正アダプターを揃えて他社レンズを積極的に使うシステムになっていました。
そこで始めてマウントアダプターというものの存在を知り、純正アダプターにあったM42、エクザクタ、ニコン、コンタックスRTS、ライカRのレンズに興味がわきました。当時は古い一眼レフ用レンズなどだれも買わず格安であったこともあって、国産、外国製を問わず多くのオールドレンズを買ったものです。それらのレンズはミラーレスカメラの出現で再び注目されています。

さらにアダプターがなくて使えなかったレンズも、M42マウントのブリッジアダプターを作れば、アダプター2枚重ねで使えたので、いろいろ試行錯誤して作ったものです。

その中の一つにはディッケルマウントもあります。
ディッケルマウントはベッサマチックやレチナレフレックスなどのレンズシャッター機のマウントで、シャッターと絞りリングはボディのマウント部にあり、そのマウント部をボディからはずしてディッケル/M42アダプターを作りました。今では各種の中国製のディッケル/M42アダプターが安く市販されています。

ディッケルマウントには他の一眼レフにあまり見ないフォクトレンダーのレンズがあって、このゼプトン50mmF2もその一つです。

M42ブリッジアダプターとヘリコイド内蔵のM42/NEXアダプターを2枚重ねで使うと、どんなレンズでもマクロレンズとして使える、というのはミラーレスで使う最大の利点です。

これらのレンズも来年フルサイズセンサーNEX9が出れば、再び注目されるレンズになるでしょう。

M42ブリッジアダプターで使うレンズ UV Topcor 50mmF2.0

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M42マウントのブリッジアダプターで使えるレンズにUVトプコールがあります。
東京光学製トプコールのレンズはライカLマウントのトプコール50mmF2.0でその優秀さを知っていましたし、トプコンの高級一眼レフ用エキザクタマウントのREトプコールもアダプターで使って優秀さを知り、廉価版とはいえUVトプコールのレンズにも興味がありました。

UVトプコールはレンズにUV加工を施し、UVフィルター装着の必要を無くした、というもので、トプコンユニというレンズシャッター一眼レフカメラの専用レンズです。前述のディッケルマウント同様、シャッターと絞りリングはボディのマウント部にあり、そのマウント部をボディから取りはずして、UVトプコール/M42アダプターを作りました。

UVトプコールは後期にはHIトプコールと名称が変わり、標準レンズには50ミリF2、F2.8、53ミリF2、55ミリF1.8があり、28ミリF4、35ミリF3.5、100ミリF4、135ミリF4、200ミリF4などの交換レンズがありました。
やはりヘリコイド内蔵のM42/NEXアダプターと2枚重ねにするとマクロレンズとして使える、というのはミラーレスでの利点です。

使ってみると廉価版とはいえなかなかの描写です。一般的にUVトプコールのレンズは不人気なので、格安で楽しめるレンズの一つですね。

富岡光学のレンズ TomiokaTominon 50mmF2.0

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ミラーレスが出てアダプターで使えるようになってオールドレンズが注目されましたが、マイクロフォーサーズの焦点距離2倍相当という制約からCマウントのシネレンズに人気が集中しました。
APS-Cのミラーレスが出てからは焦点距離1.5倍相当なので、再びスチルカメラ用のオールドレンズが注目されましたが、フルサイズセンサーが出ればさらに注目されるものと思います。

スチルカメラ用のオールドレンズの中でも、特に種類が多く国産も多いので値段が安いこともあって人気があるのがM42マウントのレンズでしょう。
M42マウントはプラクチカマウントとも呼ばれる様に、1950年代に東独のプラクチカで採用されたマウントで42ミリスクリューマウントという単純なマウントなので世界中のカメラに採用され、ユニバーサルマウントとして世界中で多数のレンズが作られました。
日本でもペンタックススクリューといわれ、ペンタックスを始め、フジ、ヤシカ、マミヤ、チノンなどがM42マウントを採用していました。

日本製のM42レンズの中で目立って人気のあるのが富岡光学製のレンズです。1924年東京大森に設立された光学メーカーで1968年にヤシカの子会社になり、1975年にヤシカがコンタックスRTSを販売した時に富岡光学が作った日本製カールツアイスのレンズの性能の良さが話題になり、富岡製のオールドレンズに人気が集まりました。ツアイスと同一マウントのヤシカMLも併売し、初期のレンズは富岡製でした。

富岡ブランドのローザー、トミノンを始め、ヤシカのヤシノン、チノン、レフエノン、コシナなどのレンズをOEM製造していましたが、ダブルネームで富岡名が入ってないレンズは富岡製であるかどうか判断が難しく、異名同型レンズの存在で始めて富岡製だということが判明する場合が多いです。

写真のレンズも異名同型レンズでピントリング以外全く同じですが、片方はヤシノンで、もう一方ははトミノンです。

ヘリコイド内蔵アダプター Enna Ennalyt 50mmF1.9

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ミラーレスはフランジバックが短いため、マウントアダプターの厚みに余裕があり、ヘリコイド内蔵のアダプターがあります。
現在はM42/NEXアダプター、ライカM/NEXアダプター、ライカM/フジXアダプターぐらいですが、これからも色々と出てくると思います。

ヘリコイド内蔵アダプター最大の利点は、ライカなどのレンジファインダー用のレンズは距離計連動の限界から最短距離が70センチから1メートルですが、ヘリコイド内蔵アダプターはその限界を超えて近接撮影が出来ることです。特に古いレンズはほとんどが最短1メートルですので恩恵は大きいです。
レンジファインダー機で使っているときはあまり気にならなかったのですが、ミラーレスではボケとピントの合っている部分ががっきり見えますので、もうちょっと寄りたいという時に寄れずにストレスになります。ヘリコイド内蔵アダプターなら30~40センチまで寄れますので、使い勝手がぐっと上がります。テーブルの上の料理がさっと撮れます。

ヘリコイド内蔵アダプターは昔もありました。西独の中堅レンズメーカーエンナのソッケルマウントです。マウント側にヘリコイドを内蔵して、交換レンズはレンズユニットと絞りだけ。マウントの種類はM42、エキザクタ、アルパがありました。同じレンズでマウントを交換すれば多種のカメラに使えたのは便利だったのでしょう。

エンナはライカマウントやM42のレンズも製造していました。ソッケルマウントのレンズにはエンナリート50ミリF1.9、24ミリF4、28ミリF3.5、35ミリF3.5、90ミリF2.8、135ミリF2.8などがありました。

フィルムメーカーのレンズ  EBC FUJINON SF 85mm F4

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フィルムメーカーはフィルムに対する詳細なデータを持っているため、フィルムメーカーのレンズは優秀であるといわれていました。かってレンズを製造していたフィルムメーカーといえばアメリカのコダック、そして日本ではフジです。

むかし、友人のカメラマンがフジノンレンズの優秀さをいつも話していたので、国産M42レンズを色々と物色していたとき、フジノンのレンズがあると買っていました。フジノンのレンズにはマウント面に開放測光のための突起があって、これを削らないととアダプターでは使えないので不人気でした。
使ってみると50mmF1.4や55mmF1.8は評判通り優秀なレンズでしたが、その中に珍しい蓮根絞りのソフトフォーカスレンズ、EBC FUJINON SF 85mm F4がありました。

蓮根絞りといえば、絞りに蓮根のような複数の穴がを開いていて、回折現象によって軟焦点画像を得るもので、ローデンシュトックのイマゴンやウォーレンサックのベリートなどの大判ポートレート用のソフトフォーカスレンズが有名です。
フジノンのSFレンズも光の滲みにつつまれたような幻想的な描写が楽しいです。

QBMマウントのツアイスレンズ Carl Zeiss F-Distagon 16mmF2.8

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マウントアダプター遊びを始めた25年くらい前、お気に入りのマクロスイター以外ではライカRのレンズとM42のツアイスレンズ、ヤシカコンタックスのツアイスレンズを中心に使いました。レンズ好きにはやはりライカとツアイスははずせないですね。お高いのが難ですが。

その頃、ローライSL35という一眼レフカメラのレンズがドイツ製カールツアイス(のちにシンガポール製)で、さらに同じマウントでフォクトレンダーレンズもあるというので興味を持ちました。マウントはQBM(クイック・バヨネット・マウント)マウントというローライ独自の規格で、他のカメラに流用出来ないため、内容の割に非常に安価でした。
ツアイスがローライのために設計、製造したレンズで、のちのヤシカコンタックスのツアイスレンズ設計のベースとなったレンズですから、その性能は優秀です。ローライ独自のHFT(High Fidelity Transfer)コーティングが施されています。
QBMマウント専用の純正M42アダプターがあって、非常に薄かったので、M42とフランジバックが近いとイオスにつくアダプターを作ってみました。けっこう製造はたいへんでしたが、今ではイオス用、ミラーレス用の中国製アダプターが安価でたくさん出ています。

結局分かったのはフォクトレンダーネームのレンズはローライSL35の兄弟カメラ、フォクトレンダーVSL1用のレンズでネームが違うだけの同じツアイスレンズでした。ツァイスイコンがカメラから撤退する時にイカレックスシリーズの最終機SL706の製造設備をフォクトレンダーの商標とともにローライが譲り受けて製造を始めたもので、SL35シリーズのローライランドとフォクトレンダーVSL1のフォクトレンダーブランドが並行して販売されたものでした。
フォクトレンダーVSL1にはM42マウントとQBMマウントのボディが存在しましたので、フォクトレンダーネームのツアイスレンズでM42マウントのレンズもあります。

写真はディスタゴン16ミリF2.8の高速超広角レンズです。ヤシコンツアイスレンズなら高価なレンズだと思いますが、QBMマウントなら格安です。ぜひ、フルサイズセンサーで使ってみたいですね。

後期にはフォクトレンダーネームの日本製レンズのラインアップがありましたが、これは鏡胴のデザインからマミヤ製と言われていて、マミヤのレンズはM42などで優秀さが認められていましたので、よく写ります。

真空管アンプ LUX SQ-38D

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今回はギターアンプの話ではありません。
以前56年ベースマンを修理してくれた真空管オタクのバカテクギタリストと話していて、そいえばオーディオアンプ何使ってんの、と聞かれて、とっさに高校時代にオーディオマニアのおじさんにもらった、でもここ15年ほど使ってないアンプ、えーとラックスのエスキューサンパチにグッドマンのスピーカー、ガラードのターンテーブルと答えると、やっぱいいもの使ってるね~、と。でも、いつもはiphoneばかりでというと、MP3に慣れちゃうとねぇ、あーごにょごにょ。

数100枚あるCDは山積みで聞きたいCDは見つからない、ということで、iphoneに全て入れて約7000曲。曲名でもプレーヤー名でも一発検索。これしか聞いてないし、まったく不満なし。ちっちゃいモニターにつなげばすぐ聴ける、ギター練習はirealbをループで、私の音楽生活にiphoneなしはないです。

しかし、アンプをほめられたので久し振りに音出してみようとホコリ払って、CDデッキつないで、ガラードのターンテーブルは壊れたままなので、スペアのデンオンのターンテーブル。とりあえずLPで持ってたけど、CDで買い直したやつを聴き較べてみた。
まずLP、うっ、生々しい!こわいほどの臨場感、BBが目の前にいる感じ。一気に聴いてしまいましたね。
さて、次はCD。う=ん、ぜんぜん悪くないけど、なんか薄皮一枚かぶった感じ。嫌いな曲はリモコンで、すぐ飛ばしたくなっちゃうのもいけないですね。

んで、いつも聞いてるiphoneをつないで聞いてみた。おう、普段より全然いい音、でも薄皮さらに2枚って感じかな。うーむ、でも便利だからな~、ポケットに7000曲、ユーチューブも見れる。電話もできる。

で、もう一回LPで聴いてみた。う、やっぱ真空管アンプいい音だ~。50枚くらいしかLP残ってないけど、ルイジョーダンとかのLP、大音量で聴きたいな。誰かちょうだい。

追記、このアンプ、1964年製ですが、1998年に復刻版が出て、39万円だったそう、高~

ギター練習にiphoneアプリ irealb

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Real Bookというジャズのコード進行表の本があって、iphoneやipadのアプリirealbになって出ているので、ダウンロードしてみた。700円は iphoneアプリとしては高い方だが内容がすごい。
専用ウェブサイトから無料でジャズ1300曲、ブルース50曲、ロック、ポップスは無数あり、のコード進行がダウンロード出来て、すごいのはこれを自動演奏してくれる。

ベース、ドラム、ピアノ(またがギター)のトリオの伴奏だがギター練習には充分。リズムパターン、テンポ、転調自由自在。コード進行も自由に作成、変更出来る。

自分の練習したいコード進行を入れて、20回まで繰り返してくれるが、さらにループすれば相当に長く繰り返してくれる。

ジャズギターの超絶名人が、新しいフレーズを覚えても、身に付いて考えずにいつでも出るようになるには100回や200回の練習じゃ足りないよ。最低1000回は弾かないとね、とおっしゃっていましたが、とても同じフレーズ1000回はなかなか出来ないけど、このirealbなら簡単。ループにして一日3回ぐらいで3~4日で出来ちゃう。やってると時間が経つのも忘れて寝不足必至。
いままで練習してもライブではなかなか新しいフレーズは出てこないものだが、出てくる出てくる。指が覚えちゃってる感じ。

こんなんで練習してる若い人はすぐうまくなっちゃうわけだわ。がーん

ジェフヒーリーのトラディショナルジャズ

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ブルースなら何でも好きだが、ブルースロックとなるととても好みが厳しい。
その中でジェフヒーリーは好きだった。カナダの盲目ギタリストで残念ながら4年ほど前に41才で亡くなっている。

最近スィング以前の古いジャズに目覚めて好きになったカナダのスイングバンド、スージーアリオリスィングバンドのギターは、好きなブルースギタリストでもあるジョーダンオフィサーだが、ゲストギターにジェフヒーリーとある。
古いジャズばかりのアルバムである。
同姓同名の他人だろうと思っていたが、ある時ジェフヒーリーは戦前のトラディショナルジャズのレコードを数千枚集めていたコレクターで、ジャズのCDも出していたと知った。
聴いてみるとギターは勿論だがトランペットもめちゃくちゃ上手い。やはり、天才。

Jeff Healey & The Jazz Wizards "it's tight like that"

奴隷の音楽?

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あるベテランミュージシャンが、外人のいるパーティではブルースはやらない、なぜならブルースの歌詞は奴隷制を思い出し、黒人は嫌な気持ちに、白人は後ろめたい気持ちになるからだ、と若い人達に言っていたのを聞いて大変驚いた。

たしかにブルースを聴き始めた頃は、黒人の悲しい歌がなぜ世界中の人達の心を打ち、長い間愛されているのか不思議だった。

しかし、色々知ってくるうちにブルースは黒人や奴隷の悲しい気持ちを歌ったものではなく、すべての人間が持っている感情、愛している人に会えない悲しみ、失恋や貧困のつらさ、そして悲しみだけでなく愛している人や家族との幸せ、喜びなどを歌ったものだから、人種や国籍をこえて受け入れられているのを知った。さらに、その悲しみやつらさもどこか、酒飲んでガハハと笑って吹き飛ばそう的な明るさ、強さを感じさせるのがブルースだ。

正確にはブルースはジャズ同様、奴隷制時代のダンス音楽、黒人霊歌、民謡などが元になって生まれたが、ブルースが誕生したのは奴隷解放の1865年より30年以上も後の1900年代初頭で、レコードに記録されたのは1920年代からだ。だから、私たちが聞いているブルースは奴隷制がなくなってから半世紀以上もたってからのものだ。
さらに、ブルースはミシシッピなどの田舎からシカゴやメンフィスなどの都会に出稼ぎにきた黒人によって歌われたのもので、ブルースは都会で流行した音楽だ。

だからブルースは奴隷の悲しさを歌ったものではなく、自由の身になっても生きていく事のつさら、悲しさ、楽しさ、喜びなど、すべての人間が持つ感情を歌ったものだから、世界中の人が自分のことの様に感じ、共感し、愛しているのだ。

BBキングが大統領の誕生パーティで演奏するブルースは奴隷の歌ではありませんよ、先輩。

ブルースライブのお知らせ

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12月29日(土) 四谷ブルーヒート 03-3355-7799
http://blueheat.jp/
四谷三丁目駅すぐ、ラーメン大勝軒の地下です 。
7時開場 8時演奏スタート。
今年最後のブルースライブ、お待ちしておりますです。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
ブッチ池端(D)
ゲスト ロッキー北村(G.Vo)

Dマウントレンズ Dallmeyer 25mmF1.9

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今年こそフルサイズセンサーのNEX9が出て欲しいと思い、エクトラアダプターが出来たのを機に、手持ちのフルサイズ用スチルカメラ用レンズを整理していて、しばらくシネレンズが留守になっていました。久々にシネレンズです。

Dマウントには珍しい焦点距離のダルメア25ミリF1.9です。
25ミリはCマウントの標準レンズですので、Cマウントのレンズユニットを流用したものと思いましたが、Cマウントのものとはレンズ径が全く違いますので、Dマウント専用ユニットのようです。

Dマウントレンズ Som Berthiot Cinor 12.5mmF1.5

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フランスソンベルチオの戦前の高速Dマウントレンズ、シノール12.5ミリF1.5です。

同じ戦前の同じF1.5のキノプラズマートやスピードアナスチグマットは人気があって高価ですが、ベルチオのF1.5はまったく人気がないのは不思議です。
ライカマウントのベルチオは高いのににねえ。やはり、希少価値?

ブルース&スィングライブのお知らせ

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ブルース&スィングギター名人、スパイダーテツとデュオです。
1月16日(水)池尻大橋チャド
目黒区東山3-15-14
TEL 03-3710-8731
http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html

チャールズ豊田 (G.Vo)
スパイダーテツ(G.Vo)
7時30分開場 8時演奏スタート

ヘリコイド内蔵アダプター Enna Ennalyt 50mmF1.9

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ミラーレスはフランジバックが短いため、マウントアダプターの厚みに余裕があり、ヘリコイド内蔵のアダプターがあります。
現在はM42/NEXアダプター、ライカM/NEXアダプター、ライカM/フジXアダプターぐらいですが、これからも色々と出てくると思います。

ヘリコイド内蔵アダプター最大の利点は、ライカなどのレンジファインダー用のレンズは距離計連動の限界から最短距離が70センチから1メートルですが、ヘリコイド内蔵アダプターはその限界を超えて近接撮影が出来ることです。特に古いレンズはほとんどが最短1メートルですので恩恵は大きいです。
レンジファインダー機で使っているときはあまり気にならなかったのですが、ミラーレスではボケとピントの合っている部分ががっきり見えますので、もうちょっと寄りたいという時に寄れずにストレスになります。ヘリコイド内蔵アダプターなら30~40センチまで寄れますので、使い勝手がぐっと上がります。テーブルの上の料理がさっと撮れます。

ヘリコイド内蔵アダプターは昔もありました。西独の中堅レンズメーカーエンナのソッケルマウントです。マウント側にヘリコイドを内蔵して、交換レンズはレンズユニットと絞りだけ。マウントの種類はM42、エキザクタ、アルパがありました。同じレンズでマウントを交換すれば多種のカメラに使えたのは便利だったのでしょう。

エンナはライカマウントやM42のレンズも製造していました。ソッケルマウントのレンズにはエンナリート50ミリF1.9、24ミリF4、28ミリF3.5、35ミリF3.5、90ミリF2.8、135ミリF2.8などがありました。
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