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Channel: 英国自転車、シネレンズ、オールドギター
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Harmony Duo

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世界で唯一?のスパイダーテツとのハーモニーギターでのデュオ、2回目のライブ無事終了。
かなり前から、3コードブルース以外の曲は教えといてねと言っておいたのだが、ライブ前日の夜遅くに演奏曲リストとコード進行が送られて来た。6曲。3コードブルースは1曲のみ、うっそ~。
リズムチェンジ、ナットキングコール、タイニーグライムス、ロイミルトン、ジョニーギターワトソン、ケニーバレル、げげげ~
徹夜必至、必死。でも、なんとか無事ライブ完了。
ナットキングコール、タイニーグライムスの曲はいい曲だった~。スパイダーテツはやっぱり名人です。

ブルースライブで使うビンテージギター

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「嗜み」は「たしなみ」と読んで、文芸春秋社が発行している高齢者向け雑誌の名前です。
その嗜みからブルースライブで使うビンテージギターということで年末に取材を受けました。
送られて来た雑誌を見ると私の記事以外はなかなか文化的な真面目な内容の雑誌で、そうそうたる人達が載っていて、不良ブルース中年のギターを載せていいのかいな、とも思いましたが、今月1月25日に発売になります。
大きな書店にしかないと思いますが、見かけたら立ち読みしてください。さすが大手の文芸春秋、ギターの写真は素晴らしいです。

ブルースライブとセッションのお知らせ

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1月27日(日) 渋谷テラプレイン 03-5459-4639
http://www.terraplane-blues.com/

道玄坂百軒店、老舗カレー屋ムルギーの地下。
魚のおいしいブルースバー、名物はサバサンドです。
今回は一部がブルースライブ、二部はブルースセッションです。
楽器を持ってお集まりください。貸しギター、ベースもあります。
8時開場 8時30分演奏スタート。
お待ちしております。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
バットマン小森(D)

QBMマウントのツアイスレンズ Carl Zeiss F-Distagon 16mmF2.8

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マウントアダプター遊びを始めた25年くらい前、お気に入りのマクロスイター以外ではライカRのレンズとM42のツアイスレンズ、ヤシカコンタックスのツアイスレンズを中心に使いました。レンズ好きにはやはりライカとツアイスははずせないですね。お高いのが難ですが。

その頃、ローライSL35という一眼レフカメラのレンズがドイツ製カールツアイス(のちにシンガポール製)で、さらに同じマウントでフォクトレンダーレンズもあるというので興味を持ちました。マウントはQBM(クイック・バヨネット・マウント)マウントというローライ独自の規格で、他のカメラに流用出来ないため、内容の割に非常に安価でした。
ツアイスがローライのために設計、製造したレンズで、のちのヤシカコンタックスのツアイスレンズ設計のベースとなったレンズですから、その性能は優秀です。ローライ独自のHFT(High Fidelity Transfer)コーティングが施されています。
QBMマウント専用の純正M42アダプターがあって、非常に薄かったので、M42とフランジバックが近いとイオスにつくアダプターを作ってみました。けっこう製造はたいへんでしたが、今ではイオス用、ミラーレス用の中国製アダプターが安価でたくさん出ています。

結局分かったのはフォクトレンダーネームのレンズはローライSL35の兄弟カメラ、フォクトレンダーVSL1用のレンズでネームが違うだけの同じツアイスレンズでした。ツァイスイコンがカメラから撤退する時にイカレックスシリーズの最終機SL706の製造設備をフォクトレンダーの商標とともにローライが譲り受けて製造を始めたもので、SL35シリーズのローライランドとフォクトレンダーVSL1のフォクトレンダーブランドが並行して販売されたものでした。
フォクトレンダーVSL1にはM42マウントとQBMマウントのボディが存在しましたので、フォクトレンダーネームのツアイスレンズでM42マウントのレンズもあります。

写真はディスタゴン16ミリF2.8の高速超広角レンズです。ヤシコンツアイスレンズなら高価なレンズだと思いますが、QBMマウントなら格安です。ぜひ、フルサイズセンサーで使ってみたいですね。

後期にはフォクトレンダーネームの日本製レンズのラインアップがありましたが、これは鏡胴のデザインからマミヤ製と言われていて、マミヤのレンズはM42などで優秀さが認められていましたので、安くてよく写ります。

セミアコのベース 1959年 Gibson EB2

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先日ギター関係の本を整理していたら世界最大のビンテージギターショーのテキサスダラスショーのカタログが出てきた。1988年だから25年前だ。一番ビンテージギターに燃えていた時でギターショーの話を聞いて、すっ飛んで行ったものだ。会場は信じられないくらい広くて、一回りするだけで大変。1950年代のレスポール、54年までのテレキャス、1954年のストラトなど、今では滅多のお目にかかれない、あっても目の玉が飛び出すような値段のギターが。そこここにまとめて20~30本づつ、ズラーと並んでて、よりどりみどり。当時の価格はよく憶えてないが、レスポールは1万ドル以内、テレキャスやストラトは3000ドルくらいだったか。安いものからがんがん売れていた。

私も思い切って1959年レスポールと1959年335、ゼマイテスなどを買ったが、レスポールとゼマイテスは売ってしまって今は無い。その他のギターも何しろ安かった。60年代のものなど安過ぎ、という感じで何本か買いました。
ショーの後も、さらに各地のギター屋巡りが楽しかったが、時々ベースも掘り出し物があって、ベースは自分では弾かないけど1~2本あってもいいかなと思って買ったのが、この1959年製 Gibson EB2。59年335とお揃いになっていいかな、と思って買ったけど、買った店が質屋でペグが変わっていたから信じられないくらい安かった。68年のジャズベースとテレベースも買った。

ここ最近、30年代から40年代のジャンプ系ブルースをよく聞く様になって、ウッドベースの太くて丸くて音が伸びないボンボンした音が好きになってきたけど、バンドでは移動などの問題があってウッドベースは無理なので、エレキベースでウッド的な音のもの無いかなと思っていて、久し振りにEB2弾いてみた。でも、これは逆にサスティーンがあってよく音が伸びる。でも、音色は丸くて太いので、こんどバンドで使ってみようか。

追記
後期型のEB2にはスポンジのミュートが付いてるのを発見。ミュートつけたらボムボムした音になるかも。試してみよう。

ブルースライブのお知らせです。

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2月23日(土) 四谷ブルーヒート 03-3355-7799
http://blueheat.jp/
四谷三丁目駅すぐ、ラーメン大勝軒の地下です 。
7時開場 8時演奏スタート。
お待ちしておりますです。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
ブッチ池端(D)

6V6プッシュプルで鳴らす2台のアンプ

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先日のブルースイングのライブで大活躍した1962年製ブラウンプリンストンにはフェンダー純正のスプリングリバーブが増設されていて、いわば小型アンプの理想型になっている。
その62プリンストンと音質、音量ともとてもちかい1957年製ツィードデラックスを比較してみた。

1台のギターを2Way SelecterというBOSS AB-2から2台のアンプにつなぐと一瞬で二つのアンプが切り替えられるので音の違いがよく分かる。
アンプのボリュウムを揃え、トーンをコントロールすると、この2台の音質はとても良く似ている。
回路図もほぼ同じ、箱の大きさも同じ位、スピーカーがジェンセンアルニコのP12RとセラミックのC10Rと違うのを考えるとほとんど同じと思っていいくらい。ともに出力12ワットとは思えない音量、音圧もすごい。
以前、ドラムの入ったバンドで使った事があるが、確かに音量的に少々厳しかったが、それでもなんとか使えて、その音の太さは一緒にやったサックス奏者のテナーサックスの音色に近かった。

プリンストンのリバーブを薄くかけると、さらにツィードデラックスに似てくる。セレクターでパチパチ切り替えてると一瞬どちらが鳴っているか分からなくなる。

逆に言えばツィードアンプは箱がリバーブ代わりでリバーブはいらないのだと思った。

シングルピックアップのセミアコは不人気だが安くてよろしい。1960年 Guild T100 Slim-Jim

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セミアコースティックとは正確には薄型ボディのシンラインモデルでセンターブロックが入ったもの(ギブソンES335など)を言い、センターブロックが入っていないもの(ES125、ES330やカジノなど)は、シンラインのフルアコースティック、という分かりづらい言い方をしますが、外見からは分かりませんし、センターブロックの有る無しで区別するのも今となってはあまり意味があるとも思えないので、フルディプスの厚胴のギターをフルアコ、薄胴のギターをセミアコと言う場合も多く、私もそれでいいと思います。なので、ここでは薄胴のギターをすべてセミアコと言います。

1955年にギブソンがセミアコのエレクトリックギターが出して成功を収め、他社も一斉にセミアコのギターを出しました。シングルカッタウェイのシングルピックアップ(1PU)モデルは最もベーシックなモデルで各社から出ていましたが、ジャズの人やロックの人は使わないし、ブルースの人も2PUを好みますので、いまでも人気がありません。
なので、30年以上前にビンテージギターを買っていた身には、昨今のビンテージギターの値段は一時より下がったとはいえ、とても買う気にならない値段ですが、シングルカッタウェイ1PUのセミアコだけはいまだになんとか買えそうな値段で出ます。ピックアップが二個付いていてもどうせフロントしか使わないし、ジャンプブルースでジャズもどきのフレーズを弾くのに、フルアコのちゃんとしたジャズギターは大げさですので、シンプルな1PUのセミアコがよろしいようです。
シングルカッタウェイ1PUのセミアコにはギブソンES125TC、エピフォンソレント、ギルドT100、マーチンF50、グレッチなどがあります。

ギブソンのES125のセミアコのシングルカッタウェイモデルが出たのは1960年ですが、ギルドはセミアコカッタウェイモデルT100 Slim Jimを2年早い1958年に出しました。当初のT100はギブソンに似た形のスモールヘッドに筆記体ロゴ、ギブソンP90と同じ構造で完全ハンドメイドのフリケンシーテステッドPU、ラウンド型ピックガード、ウェバリー製テールピースという仕様でしたが、60年代中期にはギルドのギターとしてよく知られているピークロゴのラージヘッド、カクカクした階段状のピックガード、小さな金属製のシングルコイルPU、ギルド特有のハープ型テールピースという仕様になります。http://blogs.yahoo.co.jp/lloyd356/62421183.html

初期のフリケンシーテステッドピックアップの付いたT100をずっと捜していましたが、あまり数が売れなかったせいかなかなかいいものがなく、つい格安であった1965年製のT00を買って使っていましたが、最近になってフリケンシーテステッドPU搭載の1960年製T100 Slim Jimが出ました。

1960年製T00は過度期の仕様でギブソン型スモールヘッドなのにピークロゴ、フリケンシーテステッド1PU、ラウンド型ピックガード、ハープ型テールピースという、なかなかおいしいところをよせ集めた仕様となっています。

ジャズセッションに行ってみた

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60年代ブルースロッックから60年代シカゴブルースへ、オーティスラッシュ、マジックサムから王様BBキングへ、そしてTボーンウォーカー、ルイジョーダンと、好きなブルースマンに大きな影響を与えた人達を追求して行くとブルースとジャズが渾然一体であった戦前のジャンプ、スィングにたどり着いた。とくに別名ブラックスィングと呼ばれるジャンプミュージックにはブルースやジャズ、R&Bなど当時のブラックミュージックの全てが凝縮されている。
なので、ここ1年ほどはジャンプ、スィングを聞きあさり、ルイジョーダンやタイニーグライムスあたりにハマってからは、毎月やっているブルースバンドのライブのレパートリーも半分以上がジャンプ、スィング系が占める様になってしまった。
しかし、困ったのは、長年新曲の練習の仕上げはブルースセッションで、というのがパターンになっていたが、古いジャズコード進行の曲はブルースセッションではなかなかやれる機会が少ない。無理を言ってなんとかやらしてもらうとケースが多く、肩身が狭い。ここは思い切って世間に沢山あるジャズセッションに行ってみるかと、一番近い六本木のジャズセッションに行ってみた。

しかし、日本でジャズといえば戦後のモダンジャズが中心。いままでジャズの人でジャンプという言葉を知っていた人は皆無であった。好きなギタリスト、タイニーグライムスなどはジャズの本にはほとんど載っていないし、たまに載っていると演芸系のギタリストと書かれて評価も低い。アートティタム、チャーリーパーカー、コールマンホーキンスなどと共演しているので、一応ジャズギタリストとされているが、相当軽視されている感じである。
さらに私のやる曲は、古いスタンダード曲などは多少はジャズの人のレパートリーとかぶってはいるが、ほとんどが無名の曲である。
今まで会ったほとんどのジャズの人達は、ジャズにブルースフィーリングが重要といいながら、BBキングやTボーンを聞いた事がない、ルィジョーダンはコミック系と思われており、3コードブルースは頭の悪い人がやるもの、と思っているようだった。
私のブルースギター奏法を無理矢理ジャズコード進行に対応させているソロなどは、どう聞こえるのか多少心配もあった。

行ってみると見事に若者ばかりのジャズセッションである。しかし、用意した譜面を渡して始まったら、全く心配は無用であった。ウッドベースは心地よく、ピアノ、サックスのソロはあくまでスムーズで、みな上手い。そして、ブルースをやると手拍子やイェーイとかけ声まで出て楽しい。ギターかっこいいすね、とギターまで褒められた。
思うに今の若いジャズの人達はクラプトンやレイボーンなどの影響でロックやブルースが子供のときから身近にあって親しんでから、大学のジャズ研などでジャズをやってきた人が多いようで、ブルースを聞いた事がない年寄りのジャズマンのようにブルースに対する偏見がないのでしょうね。むしろジャズに偏見を持っていたのは私の方だったようです。
しばらく、ジャズセッション通いが続きそうです。

ジェフヒーリーのトラディショナルジャズ

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ブルースなら何でも好きだが、ブルースロックとなるととても好みが厳しい。
その中でジェフヒーリーは好きだった。カナダの盲目ギタリストで残念ながら4年ほど前に41才で亡くなっている。

最近スィングとスィング以前の古いジャズに目覚めて好きになったカナダのスイングバンド、スージーアリオリスィングバンドのギターは、好きなブルースギタリストでもあるジョーダンオフィサーだが、ゲストギターにジェフヒーリーとある。
古いジャズばかりのアルバムである。
同姓同名の他人だろうと思っていたが、ある時ジェフヒーリーは戦前のトラディショナルジャズのレコードを数千枚集めていたコレクターで、ジャズのCDも出していたと知った。
聴いてみるとギターは勿論だがトランペットもめちゃくちゃ上手い。やはり、天才。

Jeff Healey & The Jazz Wizards "it's tight like that"

シングルカッタウェイのセミアコ 1959年 Epiphone Zaphyr Regent

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30年ほど前は単なる中古ギターだった、いまで言うビンテージギターを買うようになったのは、単に新品より安くて品質やデザインが良い、という理由だったのですが、それでも当時一番人気のあった1958年から1960年のギブソンのレスポールスタンダードはすでに相当高価でした。といっても頑張ればなんとか買える値段でしたが、今ではマンションが買える値段になってしまい、欲しいという気持ちさえ起きない物件になってしまいました。

レスポール人気の要因の一つにPAF (裏にPatent Apllied Forのステッカーが貼ってある) と呼ばれるセスラバー設計の初期のハンバッカーピックアップがあります。PAFは1957年から1963年くらいのほとんどのギブソン製エレクトリックギターに搭載されていましたので、人気のレスポール以外のギターからは大量のPAFが取り外されて別売りされていました。いまでは良品のPAFは20万円以上するそうですが、その頃は1万円くらいで買えたので10個ほど買って、一時は持っているギター全てにPAFを載せて満足していました。

その後、他のピックアップにも興味がわいて、違う種類のピックアップがついたギターを買うようになりました。ソリッドギター、335やカジノなどのダブルカッタウェイのセミアコ、高級なフルアコのジャズギターは人気があって高価でしたので、同じような造り、同じピックアップが付いていてもシングルカッタウェイのセミアコだと不人気で安いものが多いので、いつのまにか私の周りはシングルカッタウェイのセミアコだらけになってしまいましたが、自分のやりたいジャンプスイングミュージックのような音楽には一番合ってると思いますし、色々なピックアップが試せて楽しいです。

ギブソンはPAF以外に、ES125や225に付いている50年代のシングルコイルのP90、P90の前身でハーモニーに載った40年代のP13、エピフォンに載せられた60年からのギブソン製ミニハンバッカーがあり、ギブソンの対抗馬だった50年代ディアルモンド製のダイナソニックが載ったマーチンF50、F55、初期のギルドT100に載った50年代フランツピックアップなど、50年代のピックアップはそれぞれ個性的でどれも素晴らしい音色です。そして、1957年にギブソンに吸収合併される前のオリジナルエピフォンに積まれていたニューヨークピックアップにも興味がありましたが、ニューヨークピックアップ搭載のフルアコはジャズ系の人にそこそこ人気があって高価でした。しかし、合併後もエピフォンの職人によってエピフォンの一部のモデルが継続して生産され、在庫が残っていたニューヨークピックアップは50年代一杯まで使用されました。そのうちのゼファーリジェントはもと元フルアコでしたが、ギブソンの意向で58年にセミアコに仕様変更されて60年前期まではニューヨークピックアップが付いている、と聞いて捜してみました。販売当時はそこそこ高級な機種だったようですが、今ではシングルカッタウェイのセミアコそのものが不人気でということで安いです。60年頃よりギブソンは大量のエピフォンブランドのダブルカッタウェイのセミアコモデル、カジノやリビエラなどを作って大成功をおさめ、今やカジノやリビエラなどのビンテージは人気があって相当高価なのと対照的ですが、造りはずっとゼファーの方がいいと思います。
しかし、すべてのエピフォンギターは1970年までに製造中止になりました。その後は日本、韓国、中国で再生産されています。

ギブソンは50年代の大量生産により熟練した職人が不足して、長年ライバルだったエピフォンの優秀な職人が欲しくて1957年に合併吸収したと言われています。オリジナルエピフォン仕様のニューヨークピックアップとクリーム色の八角形ノブが特徴の、写真のの1959年製ゼファーリジェントのセミアコも、ギブソンに吸収された後にエピフォンから来た職人が作ったもので、在庫で残っていたニューヨークピックアップと八角形ノブが搭載された最終年でもあります。

エピフォンゼファーのセミアコといえばジョンリーフッカー使用の1961年製ブロンドが有名ですが、こちらはニューヨークピックアップが無くなり、セスラバー設計のギブソン製ミニハンバッカー搭載になってからのモデルですが、ミニハンバッカーもラージハンバッカーのPAF同様、63年くらいまではPAFステッカーが貼られており、ミニPAFとしてとても人気があます。自己所有の63年ソレントでミニPAFの素晴らしい音は確認済みですので、63年くらいまでのミニハム搭載ゼファーもいいですね。
エピフォンは1964年頃から細くて長い今と同じ形のラージヘッドになりますが、1963年までの横広のスモールヘッドのものが、造り、材質、メッキ、ピックアップとすべてよろしいようです。

エピフォンニューヨークピックアップですが予想していたよりパワーがあって、他のどれにも似ていない良い音でした。

ピアノトリオ

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昨日はピアノトリオでリハでした。場所は国道に面したビル一階の友達の会社の小さなショールーム。ショールームなのにいつもエレピ、ドラム、ギターアンプ、ベースアンプ、ボーカルアンプが常設されていて、いつでも音出したい放題の贅沢な場所です。後半はビッグバンドのリハ帰りのトランペット、アルトサックス、トロンボーンの3管乱入で豪華なセッションでした。

このピアノトリオはナットキングコールスタイルのドラムレスです。昨年末、久し振りに昔やってたバンドの先輩ベーシストが代官山の事務所に遊びに来て、近所に面白いバーがあるから行こうと。小さいバーだけど、エレピとちいさなアンプが置いてあってセッション出来る。
で、たまたま来てた同年代のピアノの女性の方とベース、ギターでセッション。やったのはだれでも知っているスタンダードとブルース。チョー面白くて盛り上がった。
聞けばピアノの女性はスインギンバッパースの吾妻さんの大ファンで、自分でもジャンプのビッグバンドを20年もやっているそう。ジャンプ話で盛り上がった。

その後、恵比寿でバーをやってる知り合いがライブやってよ、という話になって、いつもやってるブルースバンドじゃ音でかいし、ドラム置くスペースもないし、と思っていたところ、あのピアノトリオでやったら面白いんじゃないかな、と誘ってライブやったら、めちゃ面白かった。
それから何となく、月一回くらい集まってセッションしてたけど、またライブでもやろうかということになって、6月、7月で2本決まった。キーボードと小さなアンプ持って行けばどこでも出来るから話が早い。

ジャンプバンドリーダーのピアニスト、元有名グルーブサウンズのベーシスト、ブルースおやじの私、と全く畑が違う3人がスイングジャズやジャジーなブルースをやってます。楽しいぞ~

Blues & Swing Live

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先日ピアノトリオでやったリハの2回目。リハとライブは同じ曲を2度やるか、やらないかくらいの違いしかないので、どうせならと知り合い呼んでライブにしてしまった。
チャージなし、飲食店ではないので飲み物食べ物は各自持ち込み自由。これは飲み過ぎちゃう危険ありで、みな最後は結構酔っぱらってましたね。

基本的に3コードのブルースは無しで、ジャズブルースとスィング、ジャズスタンダードの選曲。1ステージはジャンプ、スィング系の曲中心、2ステージはスタンダード中心、最後は飛び入りありのセッションで、普段のライブと違う選曲なので、聞いてる方も面白かったようだ。

今回は1963年エピフォンソレントと1959年エピフォンゼファーリジェントのエピフォンセミアコ2本体制。ゼファーのニューヨークピックアップはセッティングが難しいが決まるとスィートでとてもいい音。ソレントのミニPAFは文句なく素晴らしい。最近、ロベンフォードが新作でソレントを使っていて人気上昇中らしい。リシシューも出ているしね。もっとも5万円くらいだが音はだいぶ違うようだが。

ピアノトリオライブ、またやってくれとのリクエストがたくさんあり、7月は代官山のバーでライブが決まってるので、次回は8月くらいかな。

世界初のエレキベースはテレキャスターベース? 1968年 Fender Telecaster Bass

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1951年にフェンダーから世界初のエレクトリックベース、プレジジョンベースが発売され、1954年にストラトキャスターと似た形にモデルチェンジされました。現在プレジジョンベースと言えばこの形です。

その後、1968年に初期のプレジジョンベースがそのままテレキャスターベースという名前で再発売されます。なので、世界初のエレクトリックベースは実はテレキャスターベースだった、というややこしい話です。

その昔、軽いテレキャスターを捜していて2.8キロのノーキャスターにたどり着いた頃、何気なく持ち上げて、あまりの軽さに驚いて衝動買いしてしまったのが、この1968年のテレキャスターベース、3.4キロです。

ブスかわいいP13付きハーモニー製シルバートーン1350 1949年 Silvertone Model1350

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長年、ギターのピックアップはギブソンのPAFだけでいいと、PAF付きのギブソンとPAF改造のテレキャスターばかり使って来ましたが、ミニハムのPAFがいい音だったので、50年代のP90からP13、デアルモンド、フランツ、ニューヨークピックアップとピックアップ目当てのギター買いが続いてました。

その中でもギブソン製のP13は1940~42年にES125とES150に付けられただけで、それ以後使われなかったのは、音質の問題ではなく、ライバルのデアルモンドよりパワーが劣るという理由で、よりパワフルなP90が開発され、P13の在庫はすべてハーモニーに売却されたのでした。
なので、P13の付いたギターはハーモニーおよびハーモニー製のシルバートーンから選ぶ事になります。P13の付いたギターはすべてフルディプスのアーチトップで、その中のトップオブライン、シングルカッタウェイのH60サンバースト、H62サンバースト、H65ブロンドを購入して、P13付きギターはこれでよしと悦にいっていました。
P13付きのハーモニーは他にもたくさんのモデルがありますが、シルバートーンの数機種を除いてはすべてノンカッタウェイのアーチトップであまり興味を持ちませんでしたが、このモデル1350だけはP13をマウントした一体式のピッックガードの形が妙に変で、なんとなくかわいくて印象に残っていました。ヘッドも鼈甲柄のセルロイドが貼られ、それに合わせてペグのボタンまで茶色です。

ある日、ぱらぱらとネットオークションを見てたら、突然この1350が目に入りました。程度よくて安価だった事もあって、思わず落札してしまいました。
改めて見てみると、変でかわいいというより、ブスかわいい、という感じですね。
ほとんど使われた形跡がないのは、前の持ち主も変な形に引かれて買ったけど、家でぽろぽろとひくだけだったんでしょうか。

アンプに通して弾いてみると、これがいい音です。しかし、ノンカッタウェイアーチトップに興味を持つと安くていいものが山ほどあって際限がなくなるので、注意(自分に)が必要です。

長年弾いているブルースでジャズの曲を弾く方法

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ブルースをやっていて50~60年代のBBキング、Tボーンウォーカー、ゲイトマウスブラウン、ルイジョーダンあたりに興味を持つと、必然的に戦前のジャンプミュージックにも興味を持ちます。
ジャンプミュージックは別名ジャンプブルースあるいかブラックスィングと言われていて、白人向けの上品なダンスのためのスイングジャズに対して、黒人の激しいダンスに対応してスウィングにブルース、ブギウギを取り入れたもので、ブルースとジャズが最も接近した、というかほとんど混然一体となった音楽です。
当然ブルース進行だけでなく、ジャズ進行の曲も多いので、演奏しようとすると多少ジャズの奏法も必要となります。

そこでジャズの教則本やジャズの先生に話を聞くと、日本でジャズといえばほとんどが戦後のモダンジャズのことで、スイングは知っていてもジャンプという言葉を知っている人は皆無なのは驚きました。先生はブルースは将来ジャズの演奏のフィーリングとして役に立つのでムダでは無い、と言いますが、要するにジャズをやるのにブルースなんかあまり役に立たないよ、いうことのようです。
何十年もブルースをやってきたので、ブルースをベースにしてジャズを勉強する方法は無いものかといろいろ聞いて回りましたが、まずは一旦ブルースは忘れて、ジャズを基礎からやりましょう、と言われる。理論と実技で3~4年習えばそこそこ弾けますよ、と言われるが高齢者に、そんな余裕は無いし、本格的なジャズギターを弾きたいんじゃなくて、ジャンプやスィングの曲を歌って、その間奏をちょっとジャズっぽく弾きたいだけなのですが、なかなか理解してもらえません。

そんな時、アメリカのジャズの教則本をぱらぱらと見てたら、曲ごとの解説でジャズ進行のコードに使えるスケール名が書いてあるのは日本と同じですが、やたらとPlay as Blues in Dやas Blues in Fみたいな表示が多い。要はここはDまたはFのブルースの様に弾け、ということらしい。これは日本の教則本では見た事が無いので、興味を持って弾いてみたらブルースのフレーズがはまる。贅沢言わなければブルーススケールを平行移動するだけで弾ける曲もある。
どうも、アメリカではジャズをやろうとするような人は、3コードブルースは弾けて当然ということで、ブルースをベースにジャズを教える方法もあるらしい。ちなみに、日本のジャズの先生は複雑なコード進行のジャズブルースは得意でも3コードのブルースは苦手のようです。

ブルーススケールだけでも結構弾ける上に、ジャズを良く聞いてみると、ジャズ特有のちょっと外れたようなフレーズがよくでてくる。これがジャズマイナーと言われるスケールで、このスケールを使うと一気にジャズっぽく聞こえるという超便利なスケールです。始める音によってメロディックマイナー、オルタード、リディアンセブンなどと名前が変わるらしいのですが、ドリアンやミクソリディアンも知らないで使っているブルース弾きにスケール名などは関係なし。
ジャズマイナースケールは主にセブンスコードとマイナーコードで使いますが、使い方にはセオリーがあって、その通りに弾くとあら不思議、一気にジャズっぽいフレーズになります。

それからはブルーススケール、ごく簡単な4音アルペジオ(要はコード分解)、ジャズマイナーでジャズの曲をいろいろ弾いてみたら、戦前のシンプルなスィングジャズの曲はほとんど弾ける事が分かりました。さらに最近ではデミニッシュ、ホールトーンなんかもちょろっと入れてさらにジャズっぽくなりました。モダンジャズでは代理コードとか高度なテンションとかアウトフレーズとか色々あるようですが、古いスィングジャズには必要ないと思います。伴奏には数種類の簡単な押さえ方で、全てのコードに対応出来るという、とても便利な6弦か5弦ルートの三声コードで、ざっざっと四つ切りしかしませんので、難しいジャズコードも憶える必要もありません。

ジャズ的にいいのか悪いのかは全く見当つきません(良くはないでしょう)が、ブルースのパッキンフレーズもばりばり弾けるので、気分はあこがれの吾妻光良さん(笑)。結構気に入っていて、むしろ個性的でいいんじゃないかと思います。吾妻さんのほかにタイニーグライムス、スリムゲイラード、ビルジェニングスが師匠です。

ジャズの人の前で弾いても、へたくそとは思われても、別に音も外れてないので嫌な顔もされないし、ジャズセッションに行ってもブルースっぽいとは言われますが、おおむねオッケーのようです。
ロックやブルースをやっていてジャズは難しそう、と思ってる人に、ブルースにスケールを一つ足すだけでジャズが弾けます、という本を出したら売れるかも(笑)。でも、2~3ページで終わっちゃうから本にならないか。

ご注意
以上は”なんちゃってブルースでジャズ弾き”ですので、ちゃんとしたジャズギターを弾きたい方にはおすすめ致しません。なお、なんちゃってジャズ弾きを聞きたい人はピアノトリオライブに来て下さい(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/lloyd356/64163508.html

ピアノトリオライブ

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結成20年を誇るジャンプジャイブのビッグバンドのリーダーにして女性ピアニストのじゅんけさん、元超有名グループサウンズのベーシストの高久さん、ただのブルースおやじの私と畑違いの三人が古いジャズやったら面白かった。なので古いスィングジャスやジャンプブルースなどのライブを8月18日(日)に田町の沖縄アメリカ食堂 「島バナナ」でやります。よかったら聴きに来てください。

Blues & Swing Live
2013年8月18日(日)
7時Open 7時30分Start

沖縄アメリカ食堂 「島バナナ」
東京都港区芝5-23-7
03-3457-5013 
田町駅前、慶応仲通商店街の「天丼てんや」右折した路地の中程、JR田町駅から徒歩3分
http://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13147348/

じゅんけ(p)  現エプロンズ
高久昇(B)  元テンプターズ
チャールズ豊田(G.Vo) 現ブルースウォーク

Blues & Swing Live

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8月31日(土)  四谷ブルーヒート03-3355-7799
http://blueheat.jp/
7時開場 8時演奏スタート。
59年335でブルーススィングします。
お待ちしておりますです。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
バットマン小森(D)
ゲストメカ前田(G)

歌詞を覚えるのに四苦八苦

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毎月最低1曲、新曲を覚えるのをノルマにしている。年12曲。10年で120曲。2年でライブのレパートリーはほぼ入れ替わる。最近はジャンプ、スイング系が増えてブルーバンドらしくないと言われるが、これも全部ブルースだと思ってやってます。

新曲のギターは問題ない。問題は歌詞だ。歌詞が全く覚えられない。ギターの練習は楽しいが、歌詞を覚えるのは大変つらい、苦しい。最近では完全暗記は放棄して歌詞カードを見ながら歌っている。100回も歌えば半分くらい覚えるだろう。300回歌えば自然と出てくるだろう、という努力放棄。

でも、歌詞には神経質になっている。数年前、大御所ベテランシンガーと話していて、ブルースは唄ものなのに、みなギターは上手いが唄のうまい人は少ないね、言われたので、唄が上手いという評判の自称プロのだれそれさん、はどうですかと聞いたら、あの人は歌詞がデタラメだから、うまいへた以前に論外、0点です 、音楽をバカにしている。と言われて大変ショックを受けました。実は自分も歌詞の怪しい曲が数曲あって、そこを歌うたびに不愉快で、そのうち直そうと思いつつ放置していた。それからは発音が悪かろうが、歌詞だけはきっちりと覚えるようにしている。なので余計覚えるのが大変なんです。

下は最近苦労した曲の一つ。歌詞は若いうちにたくさん覚えた方が楽ですよ。一生の財産です。

He's a man that smokes that jive.
That jive will take you for a dive.
One slip he's still alive.
When you smoke that killin' jive.
 
You will think you'll blow your top.
Oh baby you start laughing and you just can't stop.
Now why don't you give him a smile.
'Cause he's a sad man not a bad man.
 

ピアノトリオライブ

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セッションで盛り上がっで自然発生したドラムレスのピアノトリオ、いつの間にか発生1年が経ちました。
前回のライブは達人ゲストドラム入りのカルテットだったので、やっぱドラム入ると楽だねえ、などと言っていましたが、今回はどうなりますでしょうか。今回はゲストボーカルがありそうです。

Blues & Swing Live
2013年11月16日(土)
7時Open 7時30分Start

チャールズ豊田(G.Vo) 現ブルースウォーク
じゅんけ(p)  現エプロンズリーダー
高久昇(B)  元テンプターズ

沖縄アメリカ食堂 「島バナナ」
東京都港区芝5-23-7
03-3457-5013 
田町駅前、慶応仲通商店街の「天丼てんや」右折した路地の中程、JR田町駅から徒歩3分
http://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13147348/
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