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Channel: 英国自転車、シネレンズ、オールドギター
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1インチに合うCレンズ  Cooke Anastigmat 15mmF2.5

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クックは英国テーラーホブソンの古い商標で、ほとんどのレンズには両方併記されていますが、このCマウントレンズ15ミリF2.5はクックのみ表記されています。
クックのトリプレットはたった3枚でサイデルの5収差を補正したアナスチグマットを実現して評判になりました。

15ミリのパンケーキよりさらにペッタンコなレンズです。

1インチセンサーに合うCレンズ   Bell & Howell Super Comat 0.7inch F2.5

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スーパーコマットはテーラーホブソンの商標で、勿論テーラーホブソン製です。
0.7インチは約18ミリです。

ジャズとブルース

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ブルースにもいろいろ種類があって、その中にジャンプブルースというのがあります。
1940年代から1950年代にかけて大流行したもので、その中心人物はルイジョーダンであろう。先日ルイジョーダンのCD9枚セットというのを通して聴いたが、ブルースあり、ジャズあり、ノベルティソングあり、ロックンロールあり、とまことにバリエーションが広いのだが、どれを聴いてもルイジョーダンのティストで貫かれている。さらにこの時代はスイングジャズ、ビックバンド全盛時代で、沢山あったビックバンドには必ず専属のブルース歌手がいて、ジャズ奏者をバックに歌うブルースもジャンプブルースの典型です。

同時期に発生したブルースとジャズは接近したり離れたりしてきた歴史があった。
奴隷制時代のダンス音楽が共通の祖先で、奴隷解放後の急激な貧富の差が原因で、南部の貧しい出稼ぎ労働者から歌もののブルースが生まれ、ニューオリンズ周辺の比較的裕福な黒人がヨーロッパのブラスバンドを参考に楽器演奏としてジャズが生まれた。
もともと別々に発生したものだが、歌手と演奏者という関係もあって長く交わって来た。
ジャンプブルース、スイングジャズの時代はもっともジャズとブルースが接近していた時代だった。

50年代以後のモダンジャズ、モダンブルースの時代からは長らく別々になっていたが、ブルースから生まれたロックとジャズが深く交わってフュージョンが生まれ、ロックの部分が先祖帰りして、最近ではブルースを演奏するフュージョン奏者も増えた。

また、現代のブルースギタリストでスィング時代の古いジャズの奏法を取り入れる人達も増えた。
デュークロビラード、ジュニアワトソン、キッドロマス、イゴールプラドといった人達だが、みなブルースギターの達人で、さらにこの人達が弾くジャズ(スィング)が素晴らしい。こういう人達が参考にしているのは、アルケーシー、テディバン、タイニーグライムス、ビルジェニングスといったスイング系ギタリストだが、ジャズの世界ではあまり評価されていないようだ

ジャンプブルースに興味を持ってからは、ジャズを聴く機会も相当に増えたが、ジャズギタリストが弾くブルース寄りの演奏もあるにはあるのだが、ブルースを聞き慣れた耳にはモノ足らないものが多い。
ただ、ブルース的に物足らないのと、素晴らしい演奏とは別で、とくにウェスモンゴメリーのスピード感、ドライブ感、歌心は圧倒的で、たとえブルースフィーリングは希薄でも、最上のブルースギターと同様に何度聴いても素晴らしく、感動させられる。ジャズもブルースもいいものはいいのです。

ジャズギターとブルースギター

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ギター弾きですので、どうしてもギター中心に音楽を聴いてしまいますが、リズム楽器だったギターで始めて単音ソロを弾いてジャズギターの開祖といわれるエディラングは、1920年代からブルースギターのロニージョンソンとデュエットで数多くの録音を残してます。これは今聴いても素晴らしい演奏です。

ロニージョンソンは、かのロバートジョンソンに大きな影響を与えたと言われているブルースシンガーでブルースギターの達人です。
1920年代はまだジャズギターとブルースギターの境目が曖昧で、お互いに影響しあっていたと思われます。
ロニージョンソンはのちにルイアームストロングやデュークエリントンと共演してしてます。

1940年代になって、モダンジャズギターの開祖といわれるチャーリークリスチャンは現代につながるモダンジャズギター奏法を開発しますが、同郷で幼なじみのモダンブルースギターの開祖といわれるTボーンウォーカーとは同じバンドで同じ仕事をシェアしていた、ということですが、お互いのギタースタイルにはほとんど影響が感じられません。

Tボーンウォーカーは今世紀最大の発明といわれるギター奏法、いわゆるペンタ一発(ペンタトニックだけで一曲弾けてしまう)を確立した人ですが、これがなければロックンロールもロックも生まれなかったのでは、と思われるほど画期的で、すべてのロックギター少年が始めて弾くアドリブはTボーンのフレーズです。ハードロックであろうがヘビメタであろうがブルース、ロックでTボーンの影響下にいない人はいない、というくらい偉大です。

対してモダンジャズギターの奏法はペンタ一発の部分もありますが、基本的には管楽器やピアノの奏法を参考に考えられたコード進行に沿って合っている音(時々わざとアウトな音も)を弾くという奏法ですので、進化とともにコード進行がどんどん複雑になりました。
この違いが3コード12小節のブルースと複雑なコード進行のジャズブルースに分かれた要因だと思います。

なので、一般的にジャズから始めた人は3コード12小節をペンタ一発で弾くのが苦手で、ブルースから始めた人はコードに沿って弾くジャズブルースが苦手です。
もちろん両方バリバリに弾ける達人は世の中に沢山いますが、それでもジャズギタリストが弾くジャズブルースより、ブルースギタリストが弾くジャズブルースの方が好のみなのは、自分がブルースから入ったせいでしょうね。

最近、ジャンプブルースの曲が増えてきて、ジャズ、スィング奏法を研究中ですが、なかなか身に付いたものは大きく、つい乗ってくるととチョーキング一発に走ってしまいます。

ブルースギタリストが弾くジャズはスィング

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ブルースギタリストが弾くジャズが気に入ってます。モダンジャズではないスイングジャズです。最近のフュージョンギタリストが弾くジャズフレーズの入ったブルースともまったく違います。

最近気に入っているのはベテランデュークロビラードとブラジルのイゴールプラドですが、ユーチューブにこの二人が共演しているのがあって、ブルースギタリストが弾くジャジーなフレーズも違いがよくわかって面白かったです。この時プラドは26才。
http://www.youtube.com/watch?v=F34rVtCfXSU&list=FLuk3aeV-ybK69W76RQnCgOg&index=120&feature=plpp_video

デュークロビラードはハーブエリスとデュオアルバムを2枚出したほどのジャズ弾きですが、ジェイガイルズバンドのジェイガイルズは年を取ってからジャズギターにはまり、デュークロビラードともう一人ジャズ専門のギタリストと3人でやったコンサート、ニューギターサミットがDVDになってます。デュークロビラードのほうが一枚上手ですが、ジェイガイルズのたどたどしいチャーリークリスチャン丸コピーのフレーズも味わいがあっていいです。
ただ、もう一人のジャズ専門ギタリストはどこがいいのか全く分かりません。
中学の同級生でプロのジャズギタリストをやってるのがいますが、こちらの方が100倍いいです。

1インチセンサーに合うCレンズ Bell & Howell Ansix 17mmF2.7

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ベルハウエルのラッパ型レンズ、アンシックス17ミリF2.7はウォーレンサックのOEMと思われます。

1インチセンサーに合うCレンズ Bell & Howell Acura 15mm F2.8

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ベルハウエルのラッパ型レンズ、アクラ15ミリF2.8もウォーレンサックのOEMのようです。

ブルースライブのお知らせ

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10月27日(土) 四谷ブルーヒート 03-3355-7799
http://blueheat.jp/
四谷三丁目駅すぐ、ラーメン大勝軒の地下です 。
7時開場 8時演奏スタート。

今回はブルース・スイングギターの名人、スパイダーテツがゲストです。
ぜひ、強力なブルースを聞きに来てください。
お待ちしております。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
ブッチ池端(D)
ゲスト スパイダーテツ(G.Vo)

BHマウントのレンズ BH Zunow 13mmF1.1

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レンズは対象となるフォーマットに合わせてベストの性能が発揮される様に設計されていますので、デジカメにオールドレンンズの場合でも出来る限りオリジナルフォーマットに近いサイズのセンサーのついたカメラで使うのが理想です。

幸い現在では8ミリムービー用にペンタックスQ、16ミリムービー用にニコン1、35ミリムービー用にAPS-Cとオリジナルフォーマットに近いセンサーのカメラが揃っている理想の展開になっております。これで35ミリスチルレンズ用に35ミリフルサイズセンサー機が出れば完璧です。
近々、ソニーからNEXマウントでフルサイズセンサー機が出るものと思います。

各フォーマットのカメラ用には様々なマウントが存在していましたが、世界共通のユニバーサルマウントとして、8ミリムービー用にDマウント、16ミリムービー用にCマウント、35ミリムービー用にアリフレックスマウントがあり、多数のレンズが揃っていますので、それ以外のマウントのレンズは、よほどのモノでないと改造してまで使うメリットはあまりありません。

しかし、8ミリムービー用にはDマウントの他にベルハウエル社独自のBHマウントがあって、専用レンズのラインナップがズノウ、アンジェニュー、クックなど魅力的なレンズがあるので、気になっていました。
幸い3/4インチというDマウントとCマウントの中間サイズのスクリューマウントですので、アダプター製作は容易と専門業者に試作してもらいました。

写真はBHマウントのレンズを知るきっかけになったズノウ13mmF1.1です。Dマウントと間違えて買ったもので、売り主もDマウントだと思っていたようです。今でもネットオークションなどではDマウントまたはCマウントとして出ている事が多いです。

このズノウ 13mmF1.1は後ろ玉が大きく飛び出しているのでDマウントには収まらないようですので、同じF1.1でもDマウントとは違う設計のようです。

BHマウントのレンズ BH Taylor Hobson Cooke Ivotal Anastigmat 0.5inch F1.4

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BHマウントはDマウントやCマウントと同じスクリューマウントですが、Dマウントがフランジバック12.29ミリ、マウント径5/8インチ(15.875mm)32tpi、Cマウントがフランジバック17.526ミリ、マウント径1インチ(25.4mm)32tpiに対して、BHマウントはフランジバック14.85mm、3/4インチ径(19.05mm)32tpiなので、フランジバックも径もCマウントとDマウントの中間サイズです。

Dマウントの8ミリカメラも製造しているベルハウエルが、なぜ別にオリジナルのBHマウントを作ったか、その理由はレンズを見ると分かります。
どのレンズも後ろ玉が大きく、Dマウントでは入りません。性能を重視したレンズを作るためにDマウントより径の大きいマウントが必要だったようです。

テーラーホブソン社もCマウントにあってDマウントにはない、アイボタル0.5インチ(12.7mm)F1.4の高速レンズをBHマウントで作っています。

BHマウントのレンズ BH Angenieux 6.5mmF1.8

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フランスアンジェニューのレトロフォーカスの6.5mmという広角レンズですが、F1.8と明るいレンズです。
このレンズもBHマウントでしか見ないレンズです。

BHマウントのレンズ Bell & Howell Super Comat 0.5inch F1.9

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BHマウントの標準レンズです。Super Comatは英国テーラーホブソンの商標で設計もテーラーホブソンです。

Super ComatはDマウントにもCマウントにもあって数も多く安価で軽視されがちですが、すべて優秀なレンズです。

BHマウントのレンズ BH Taylor Hobson Serital 1.5inch F1.9

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性能を重視して後ろ玉が大きく飛び出したレンズを使うために作られたBHマウントですが、望遠レンズでは後ろ玉が飛び出すことはないので、DマウントとBHマウントのネジの大きさとフランジバック差を利用して、両方につかえるようにダブルでネジが切ってあるものがあります。

このテーラーホブソンセリタル1.5インチはBHマウント部にリングがねじ込まれていて通常Dマウントとして使用できます(写真下右)が、リングを外すとBHマウントレンズとして使えます(写真下左)。

BHマウントのレンズ BH Kodak Cine Ektar 50mmF3.5

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BHマウントにはコダックのエクターもありました。
これは8ミリ用として珍しい焦点距離50ミリで、Cマウントのエクターと共通のものです。ほかの焦点距離のレンズもあったと思いますが、なにしろ数が少ない上にBHマウントと表示されているものが皆無なので、未だめぐり合っておりません。

識者のご指摘により、BHマウントには前期のバヨネットマウント、後期のスクリューマウントが存在し、どちらもBHマウントと呼ばれていたようです。

BHマウントのレンズ BH Wallensak Cine Rapter 38mmF1.5

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コダックと並ぶアメリカンレンズの代表、ウォーレンサックの望遠レンズです。8ミリ用レンズにF1.5の高速レンズを採用しています。

ニコンV1で社外品アダプターがAEで使えるかも

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ニコンV1は社外品のアダプター使用時にはAE不可、拡大ピント合わせ不可なのでフルマニュアルで使います。まあ、ライカM3だと思えば、撮影結果がすぐ確認出来て、再撮影可能ですので、使えない事はありませんが、拡大ピント合わせが出来ないのは不自由です。


今月の11月22日にニコンよりフィールドスコープを使ってコリメート撮影をするためのアダプタ、DSA-N1が出ますが、これを使うと絞り優先オートが使える、ということです。ダミーのCPUチップが付いているので、このチップのみを社外品のアダプターに移設出来れば優先オートが使えるかも、という情報を聞いて期待しています。

1インチセンサーはCマウントレンズに最適なフォーマットなので絞り優先AE、さらに拡大ピント合わせが出来ればいいですね。
現物を確認しないと不明な点が多いですので、販売されたら早速確認したいです。

新型のニコンV2が販売になりましたが、一眼レフに似せたデザインが進歩ではなく退化したような印象です。一眼レフはミラーとプリズムがあるからあの形になったのです。機能が外観のデザインに現れたものが良いデザインだと思います。その点からもノンレフレックスカメラはコンデジ型(あるいはライカ型)であるべきで、オリンパスOM-DやパナソニックG、GHもそうですが、一眼レフユーザーをも取り込もうという魂胆が見え見えの、形だけ一眼レフに似せたノンレフレックスカメラは好きではありません。

BHマウントのレンズ BH Elgeet Cine Navitar 1.5inch F1.9

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性能重視のために生まれたBHマウントですが廉価版アメリカンレンズ、エルジートもあります。逆にいえば、エルジートは値段が安い割に性能がよかった、ということでしょう。

Dマウントレンズ Dallmeyer Anastigmat 13mmF1.9

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英国を代表するダルメアのDマウントレンズ、アナスチグマット13ミリF1.9です。

12.5ミリから13ミリは8ミリシネレンズの標準レンズでハーフインチに相当します。35ミリのフルサイズ換算では約70ミリ相当になります。
同じく16ミリシネレンズの標準レンズは1インチ(25ミリ)で約75ミリ相当。35ミリシネレンズの標準レンズは2インチ(50ミリ)で約75ミリ相当になります。

小津安二郎監督は標準の50ミリレンズしか使わなかった事で有名ですが、これは35ミリフルサイズ換算で約75ミリ相当なので人物中心に撮るのに都合がよかったからだと思います。

35ミリフルサイズの基準を作ったライカが標準レンズを50ミリに設定したのはピント精度を上げるためだと思われますが、標準レンズとして50ミリはかなり広角寄りです。

ブルースライブのお知らせです。

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11月24日(土) 渋谷テラプレイン 03-5459-4639
http://www.terraplane-blues.com/

道玄坂百軒店、老舗カレー屋ムルギーの地下。
魚のおいしいブルースバー、名物はサバサンドです。
7時30分開場 8時30分演奏スタート。
お待ちしておりますです。

チャールズ豊田 & The Blues Walk
チャールズ豊田 (G.Vo)
マーシー伊藤(Harp)
ジェダイ要田 (B)
ブッチ池端(D)

ペンタックスに感謝

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世界初のノンレフレックス機、パナソニックG1の登場でそれまでフィルムムービーカメラ以外で使えなかったシネレンズが使えるようになりました。
その後、35ミリシネレンズに最適なAPS-C、16ミリシネレンズに最適な1インチセンサーが出てシネレンズを使えるカメラは充実しました。
しかし、さすがに8ミリ用のシネレンズが使えるサイズのセンサーとフランジバックを持つカメラは出ないだろうと思っていましたので、ペンタックスから1/2.3インチという8ミリのフォーマットに近いセンサーと9.2ミリという極薄フランジバックのレンズ交換カメラが出た時は、本当によく出したものだと感心しました。

正直なところ、一般にはあまり売れるとは思わなかったので、そこそこ売れて後継機が出たのも驚きましたが、後継機では純正のKマウントアダプターの発売とともに、他のオールドレンズでもボディ内手ぶれ補正が使えるようになり、さらにソフトウェアのバージョンアップで旧型モデルでも使えるようになりました。
オールドレンズ使用時にはAEさえ使えないメーカーがある中で、ペンタックスにはほんとに感謝です。
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