先日のブルースイングのライブで活躍した1962年製ブラウンプリンストンにはフェンダー純正のスプリングリバーブが増設されていて、小型アンプの理想型になっている。
その62プリンストンと音質、音量ともとても近い1957年製ツィードデラックスを比較してみた。
1台のギターを2 Way SelecterというBOSS AB-2から2台のアンプにつなぐと一瞬で二つのアンプが切り替えられるので音の違いがよく分かる。
アンプのボリュウムを揃え、トーンをコントロールすると、この2台の音質はとても良く似ている。
回路図もほぼ同じ、箱の大きさも同じ位、スピーカーがジェンセンアルニコのP12RとセラミックのC10Rと違うのを考えるとほとんど同じと思っていいくらい。ともに出力12ワットとは思えない音量、音圧がある。
以前、ドラムの入ったバンドで使った事があるが、確かに音量的に少々厳しかったが、それでもなんとか使えて、その音の太さは一緒にやったサックス奏者のテナーサックスの音色に近い太い音だった。
プリンストンのリバーブを薄くかけると、さらにツィードデラックスに似てくる。セレクターで切り替えてると一瞬どちらが鳴っているか分からなくなる。
ツィードアンプは箱鳴りがリバーブ代わりになるのでリバーブはいらないのだと思った。